COLUMN

2026/07/15

京都の夏を彩る「祇園祭」

7月になると、京都の街は祇園祭の雰囲気に包まれます。
山鉾が少しずつ組み立てられ、お囃子の音が聞こえ始めると、
「今年も夏が来たな」と感じる方も多いのではないでしょうか。


祇園祭の歴史

祇園祭は、約1,100年以上の歴史を持つ京都を代表する祭りです。

その始まりは、西暦869年(貞観11年)。当時、全国で猛威を振るった疫病が流行したことから、災厄を鎮めるために神泉苑で「御霊会(ごりょうえ)」という祭礼が行われたのが起源とされています。
その後、八坂神社の祭礼として受け継がれ、現在では日本三大祭の一つとして国内外から多くの人が訪れる行事となりました。

祇園祭の見どころの一つである山鉾は、「動く美術館」とも呼ばれています。
豪華な懸装品や精巧な木組みなど、職人たちの高い技術が随所に見られ、一基を完成させるためには多くの人の手仕事が欠かせません。

実は、山鉾には釘をほとんど使わず、縄だけで木材を締め上げて組み立てる「縄絡み(なわがらみ)」という伝統技法が用いられています。
木の性質を理解し、長年受け継がれてきた知恵と技術によって、毎年組み立てと解体が繰り返されているのです。

私たちが製作している家具とは工法も用途も異なりますが、「木」という素材を活かし、一つひとつ丁寧につくり上げる姿勢には、どこか通じるものを感じます。

長い歴史の中で受け継がれてきた職人の技に触れられるのも、祇園祭の魅力の一つではないでしょうか。


今年も厳しい暑さが続いています。
祇園祭へお出かけの際は、こまめな水分補給や暑さ対策をしながら、京都ならではの夏をご安全に楽しんでください。

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